100玉そろばんのすすめ
遊びの中で、楽しく数を学べるものを探していたときに見つけたのが100玉そろばんです。幼児から1年生の現在まで使っている感想をレビューします。とてもおすすめの知育玩具です。
100玉そろばんとは、
- 大き目の玉が100個ついているそろばん
- 数という抽象的概念を視覚的に理解できる知育おもちゃ
我が家で使っている100玉そろばんはくもんのものです。いろいろなタイプが売っていますが、以下の点から選びました。
- 赤と青の二色を使っていて、「5」を意識しやすいから
- 玉が120まであるから(100までのものが多いですが、100以降の数って子供にとって想像しにくいようなので、120まで100の延長で一緒にカウントできることがいいなと思ったから
幼児からの使い方
1つ1つの玉を動かしながらカウントする
知らないうちに数字の感覚が学べます。例えば10でひとまとまりとか、10が2つで20とかですね。目で見て、視覚でイメージできること、これは算数だけでなく、数学にも通じますね。
→実際に手で触って、目でみて数を認識することが大事だと思います
10を分解してみる
1と9で10、2と8で10、3と7・・・4と6、5と5、6と4、7と3、8と2、9と1で10とやってみるのです。
娘はあるときに、4+6= 6+4 は同じなの?と聞いてきました。4+6=6+4であることを感覚的に理解したのです。
1年生からの使い方
いよいよ算数の勉強が始まりました。まず足し算から授業で習います。宿題は私のそばでやる習慣になっているので、計算問題を取り組む様子をみていたところ、計算があまりできていませんでした。
そこで100玉そろばんを使って、玉を動かして計算をすることを説明しました。娘は100玉そろばんを使ってみると、正しい計算の答えがでることがわかり、毎回玉を動かして計算をするようになりました。
(たまに面倒くさがって使わないことももちろんあります。そんな時、正しく計算していればそのままやらせて、間違ったときにこの100玉そろばんに戻るように話します)
100玉そろばんをつかって、玉を動かして確認することは時間がかかります。
だんだん計算に慣れてきてきたころ、もうそろばんを使わないで計算してみたら?と娘に話をしても、逆に聞いてもらえませんでした。
しかし、焦ってはいけません!子供はある時期がくると急に出来るようになることがあります。
夏休みの宿題をしていたとき、あるときから娘が自発的に100玉そろばんを使わなくなりました。そして、少し難しい足し算をするときに、100玉そろばんを見ながら(玉は動かさない)、頭で考える様子が見られるようになりました。
100玉そろばんを使って玉を動かして計算をする
↓
頭の中で、数を動かすイメージができ始める
↓
玉を動かさなくても、頭の中でイメージができるようになる
今後、さらに難しくなる算数で、引き算や繰り上がりや掛け算など、100玉そろばんがどういうふうに役に立っていくか引き続きリポートをしたいと思います。
最後に、くもんの100玉そろばんの特徴をまとめます。
- 安定した台が使われてる→倒れる心配がない
- 横に倒しても使える
- 木製の台で角がとれていて、赤ちゃんにも安全
- 赤と青の2色、5のかたまりを認識できる
- 仕切り板を使って、二人で遊ぶこともできる(左右にわけてつかえる)
- そろばん本体に付属しているシート数を後ろに表示させることができる
何気なく使っている数字ですが、実はとても抽象的な概念をあつかっており、数字の並び方や順序を学ぶのに役立つ知育おもちゃが100玉そろばんです。そろばんの使い方を知らなくても問題ありません。